遮音材を購入されました「Hさま」より施工レポートが届きましたので掲載させて
いただきます。

私が行った防音工事の写真です。
これらの防音工事は木造集合住宅の生活騒音を低減するのが目的です。
今回は趣味の家具作りから大きくはみ出して、防音工事に挑戦してみました。


二階との間の天井の防音工事です。
既存の天井を取り去った後、新しく野縁組みを作り、防震吊木で梁に固定したところです。
野縁組には30×40の材を使いましたが、45×45の材を使った方が幅が広くて作業が楽だった
と少し後悔しました。

ceiling_02.jpg
防震吊木のアップです。これはタカヤマ金属工業株式会社製の防震鋼製吊木
TS-180です。
なお、新たにダウンライトを設置するためのVVFケーブルも見えます。
屋内配線には第二種電気工事士の資格が必要ですが、私はこのような時に備えて、
数年前に免許を取得しておきました。^^v

野縁組みの上に吸音材を敷き詰め、その下側から遮音シートをタッカで留めていきます。
吸音材はパーフェクトバリア(厚さ10cm)を使いました。吸音性能も良いし、安全性も高いと
思います。
右下と左下に黒く見えているのが遮音シート、スーパ遮音-140 (厚さ1.4mm)
です。

遮音シートは重たいので、クランプで仮止めしてタッカで留めていきます。
この方法だと、重たい遮音シートを持ち上げながらの微妙な位置合わせが必要です。
体力と忍耐と時間が必要です。
次回はリフターを借りてきて手早く済ませたいですねー。
タッカは手動の MAXガンタッカTG-A (ステープル足長さ10mm) を使いました。

遮音シートの次に合板 (厚さ6mm) をネジ止めし、さらに天井用石膏ボート
(ジブスター 910×910×9.5mm) をネジ止めしているところです。
ダウンライト用の直径 150mm
の穴から遮音シートが見えています。この遮音シートは
この後、穴の形に丸く切り取ります。

ダウンライト本体を取り付けたところです。
ダウンライト上部は別の遮音シートで覆われています。穴の中が黒くなっているのは
そのためです。その遮音シートの上側には吸音材のパーフェクトバリアがあります。
ライトはオーデリック株式会社製、高気密・遮音施工用 SGI型 OD 062 445N/L
を使いました。
蛍光ランプのソケット部が白色のカバー(パッキン)
に覆われていて、空気や音が漏れにくく
なっています。
ところで、完璧な防音を目指すならば、ダウンライトや埋め込みコンセントは使わない方が良い、
と言われていますね。私はどの程度ダウンライトが防音を損なうのかが知りたくて、わざと使って
みました。
この組み合わせでは防音性能が損なわれたという感じはしませんでした。(私の個人的感覚ですが。)
防震吊木の効果はとても高く、
この防音工事は満足のいくものでした。


二階の床の防音工事です。
既存のフローリングの上に遮音マット、ハイグレード遮音 FP-6 (厚さ 6mmm)
を敷き詰め、
その上から合板をネジ止めしていきます。
下地の位置が分からなかったので(^^;)、既存のフローリングにネジ止めしています。

端の部分のカットです。この遮音マットは一見加工性が悪そうでしたが、
カッターナイフで少し切り込みを入れれば、手で簡単に折ることができました。


合板の上からクッションフロアー、サンゲツ重歩行長尺シート ストロング チェリー
PM-1670
を貼りました。
先週完成したばかりなので、まだ階下への防音効果は分かりません。


界壁での防音工事です。
このときは壁を壊すことができなかったので、壁の外側から防音対策を行いました。
11mmの合板を用意し、それに遮音シート、スーパー遮音140 (厚さ1.4mm)を
2枚重ねで
タッカ留めしたものを作ります。
これを壁にネジ止めして行きます。ネジは下地を探し出して下地に確実に固定します。
写真は一部だけを取り付けた状態です。遮音シートがはみ出ているのは互いに重なるようにして
音漏れを減少させるためです。
この後、壁全面にこのスーパーしずか2枚付きの合板を取り付けます。
合板の隙間には遮音コーキング材、大建 気密遮音コーキング 333K を充填します。
そしてさらに合板の上から石膏ボード (厚さ12.5mm) をネジ止めします。
下地調整後、生のりクロスを貼って完成しました。
壁が分厚くなったので、幅木を新しく付け直しました。
壁の中には手を加えていないし、吸音材の追加もしなかったので、防音性能はそれほど
高くありませんでした。